ドナーカードの様式で議論―臓器移植・普及啓発作業班(医療介護CBニュース)

 今年7月の改正臓器移植法全面施行に向け、国民に対する普及啓発方法などを議論するため、厚生労働省は2月2日、「臓器移植に係る普及啓発に関する作業班」(班長=篠崎尚史・東京歯科大市川総合病院角膜センター長)の第3回会合を開き、臓器提供意思表示カード(ドナーカード)で「親族への優先提供」の意思を表示する方法などを議論した。

 この日の会合で事務局は、親族への優先提供の意思をカードで表示する方法として、▽現行のカードの様式のまま▽現行のカードの様式に、余白に親族優先提供の意思表示ができる旨の説明を追加する▽現行のカードの様式に、親族優先提供の意思を表示するための欄を設ける―の3案を示した。

 これに対し班員からは、丸印などを記入して意思を表示するのではなく、自筆で意思を記入するための空欄をつくるべきとの主張があった。また、カードに親族優先提供の説明を追加した場合は文字が小さくなるため、カードと共に配布されるリーフレットでの説明を充実させるべきとの指摘が出された一方で、カードが単独で配られる場合を懸念する声もあった。
 このほか、提供を希望する臓器ごとに丸印を付ける現行のカードについては、臓器ごとに印を付けるのではなく、自由記述欄を設けて提供したくない臓器を記入する様式に変更すべきとの意見が上がった一方で、提供できる臓器と提供できない臓器は、選択肢がないと分からないとの指摘もあった。

 次回の会合では、今回の議論を踏まえて検討を進め、臓器移植委員会への報告内容を取りまとめる方針。

■新規登録者の親族優先、500人に
 この日の会合では、雁瀬美佐班員(日本臓器移植ネットワーク広報・普及啓発部長)が、1月15-31日に新規に「臓器提供意思登録システム」で提供意思を登録した人が約1800人に上り、このうち約500人が親族への優先提供を希望したことを明らかにした。1月末時点で提供意思を登録しているのは約5万5400人で、このうち親族への優先提供を希望しているのは約3600人となっている。


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「らしさ」大切にしたい 波多野院長に聞く皇族の“学習院離れ”(産経新聞)

 皇族の学びの場として長い伝統を誇ってきた学習院の“変化”に、関心が集まっている。宮さま方の“学習院離れ”にどう応えるのか。自身が幼稚園から高等科まで学習院育ちという波多野敬雄院長(78)に聞いた。(盆子原和哉)

  [表で見る]学習院以外に通われる皇族方

 −−皇族方が学習院以外の学校を選ばれることを、どう受け止めていますか

 「学習院は宮さまに適した学校であると、私は信じています。そして、これからも宮さまが入りたくなるような学校であり続けなければならないと思います。しかし、個々の宮さまにはそれぞれの希望があり、ご家庭の教育方針もあるでしょう。ですから、私の方から『学習院にきていただきたい』とお願いはしないと決めているのです」

 −−いわゆる「学習院らしさ」とは?

 「明治23年に当時の三浦梧楼院長は、学習院に学ぶ者が身につけるべきものとして『智力、体力、道徳、気品』を挙げています。『気品』と『道徳』をほかの2つと並べて言っているところに『学習院らしさ』の源泉があり、この4つは時代が変わっても学習院として尊重していきたいと思います」

 −−いまの時代の若者に「気品」と言っても…

 「『品性』または『品格』と同じと考えてもいいでしょう。戦後、現在の学習院の基礎を築いた安倍能成院長は『正直と思いやり』を唱えました。平たく言えば『ウソをつくな』ということであり、道徳の基本です。私自身は、学習院らしさとは『品格あるおおらかさ』であると言っています」

 ◆国際関係の新学部を

 −−学習院大学に志望の学部・学科がないため、他校に進まれた宮さまもいます

 「私が一番残念なのは、学習院大学に国際問題を専攻する学部がないこと。あと20年先、いまの学生たちが日本を支える時代には、グローバリゼーションの波にのみ込まれてごく“普通の国”になり、英語が必須の社会が広がっているでしょう。そこで、私は『グローバル学習院』を標語として掲げました。国際関係の新学部の開設は院長としての私の一つの目標です」

 ◆特別扱いしない

 −−今後、宮さま方への対応を時代に合わせて変えるつもりは?

 「学習院が宮さまにとって最適な学校だということは、言い換えれば『特別扱いはしない』ということであり、これを変えるつもりはありません。天皇陛下が皇太子時代に中等科にご在籍のころ、同級生は普段、『殿下』とは呼ばずあだ名で呼んでいました。最近、高円宮家の3人のお嬢さまにお目にかかる機会がありましたが、在学中でない方も好意と親近感をもっていらっしゃることがよく分かりました。国際関係を含めて、多様化する宮さま方の希望に沿えるような教育体制を整える必要はありますが、基本は『特別扱いはしない』に尽きます」

 ■他校に進まれた皇族方

 平成20年9月、学習院女子大を経て英エディンバラ大に留学されていた高円宮家の長女、承子さまが早稲田大国際教養学部へ。続いて21年4月、高円宮家の三女、絢子さまが城西国際大福祉総合学部にご入学。今年4月には秋篠宮家の長女、眞子さまが国際基督教大教養学部に、長男の悠仁さまがお茶の水女子大付属幼稚園に入られる。

【プロフィル】波多野敬雄

はたの・よしお 昭和28年東大法学部中退、外務省入省。プリンストン大卒。中近東アフリカ局長、外務報道官兼昭和天皇御進講役などを経て、平成2年国連大使。15年学習院女子大学長、18年から現職。

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最大640人が受験=センター試験追試(時事通信)

 大学入試センター(東京都)は1日、全国48会場で30、31日に行われたセンター試験追試験の実施状況を発表した。実際に受験した人数が最も多かったのは、初日が外国語の筆記で627人(対象者の87.8%)、2日目が数学(1)で640人(83.4%)だった。
 追試は病気、交通機関の乱れなどで本試験を受けられなかった志願者が対象で、初日は714人、2日目は767人が受験を認められていた。重複を除いた対象者数は972人で過去最多。インフルエンザや類似の症状が理由だったのは509人だった。 

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沖縄連絡室長に瀧野副長官=政府(時事通信)

 平野博文官房長官は1日午前の記者会見で、沖縄県の基地問題や振興策などを調整するために設置した内閣官房沖縄連絡室の室長に、瀧野欣弥官房副長官を充てたことを明らかにした。発令は1月29日付。
 沖縄連絡室は瀧野副長官以下7人。内閣府の沖縄総合事務局(那覇市)に同分室を設置し、竹沢正明内閣府沖縄総合事務局長ら6人を充てた。 

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